DATA 物件情報
- 階 数
- 2階
- 延床面積
- 43.17坪
- 施工期間
- 7ヶ月
- 完成日
- 2011年08月
S様邸の見所は何と言っても12帖ものリビングと、そこに繋がる8帖もの吹抜けスペースです。木造住宅でこの様な大空間を設計できるのも「FPの家」ならではと言えるでしょう。さらに吹抜けの天井は勾配天井となっており、リビングの床から吹抜けの天井までは、なんと8mもあります。それでもリビングの床と吹抜けの天井の温度差は最大でもたった1℃しか変わりません。
一般住宅ではどうでしょう…1階の床と1階の天井で通常4℃程は違うはずです。大きな吹抜けの両サイドには子供部屋へと続くキャットウォークがありますが、吹抜けを設計したおかげで2階の子供部屋から寝室までもが暖まります。これにより温度差によりヒートショックを和らげる事もできるのです。
この様なプランに出来上がったのも、奥様の助言があったからこそです。それは「キッチンを西に配置してみたら」という一言でした。奥様のその一言でプランを描き直してみると、なんとキッチンからダイニング、リビング、和室に至るまで全てを一望できる、正に小さなお子様のいらっしゃるご家族にはピッタリのプランが出来上がったのです。さらに敷地の西側にはご両親様がいらっしゃる母屋と職場があり、勝手口からの行き来もスムーズになりました。
内装についても床は無垢フローリング、窓枠やドア等は全て本物の材料のみで造られています。壁にはスイスのカルクウォールを塗りましたので、アンティーク感も出ております。さらにドアやクローゼットもドイツの自然塗料オスモカラーで塗装し、こちらもアンティーク仕上げとしました。まさに白を基調とした山小屋風に仕上がっております。外観にはニチハの最高級外壁材モエンアートを使用し、重厚感溢れるデザインになっております。
お引渡させて頂いてからご主人様にお伺いした事ですが、元々弊社にお問い合わせ頂いたのも奥様がホームページで調べて資料請求して下さったのが始まりだという事でした。本当にありがとうございました。建築中にご出産をされご家族が増えられましたが、おめでたいこと続きで何よりでした。