涙が出るほど嬉しく思いました

岐阜県大垣市 伊藤様

DATA 物件情報

階  数
2階
敷地面積
89.35坪
延床面積
61.46坪
完成日
2006年12月

伊藤様との最初のお打ち合わせでは築40年程経った住宅をリフォームしたいというご依頼でした。冬の寒さを何とかしたいという事でしたので、サッシを樹脂のペアガラスサッシに変えて、FPパネルを外部から全面に貼り、床を張替え、壁紙も全面張替え、残るものは基礎と柱、そして屋根だけという大掛かりなリフォームでした。

しかし、私がひとつだけ心配したのは、当時の基礎は無筋でコンクリート強度も現在のものと比べると著しく弱かったという事でした。せっかく沢山のお金をかけてリフォームしても、東南海地震等が来たら倒壊する恐れがあるようでは意味がありいません。そのあたりのお話をさせて頂いたところ、新築の方向でお話を進める事となりました。

400坪程の敷地に母屋、離れ、農機具倉庫、畑、お庭があり、母屋と農機具倉庫の建て替えと造園のご計画でした。母屋の荷物を建て替えの間どうするかという問題もありましたので、まず農機具倉庫の建替えから取り掛かる事にし、その後母屋の建て替えにかかりました。母屋は60坪程あり、屋根裏の物置スペースを含めると70坪を超える程でした。

新築の際のコンセプトは
・自然素材を使い、有害物質の含まない建材にこだわる。
・メンテナンスのかからないものを使う。(屋根、外壁等、デッキ)
・本家なので法事等で沢山の人が集まる事も考慮した間取りにする。
この3点を特に気を付けるという事でした。

床、ドア、天井、その他の造作材は全て無垢で施工し、内装の壁には壁紙のかわりに珪藻土を塗りました。お客様が持ち込まれる家具などからはホルムアルデヒド等の有害物質が出る事も多いのですが、珪藻土にはそういった有害物質を吸着する特性があります。まさに究極の健康自然素材と言えるでしょう。

耐久性を考え、屋根には三州の陶器瓦を使用し、壁には全面に本物のレンガを貼りました。ちなみに現在、外構及び造園工事が進行中です。英国調の外構アプローチが完成致しましたら、又こちらに追加したいと思います。

つい先日も伊藤様に「FPの家は快適です。FPの家にして本当によかった。」と言って頂いたのですが、涙が出るほど嬉しく思いました。こちらこそ本当にありがとうございました。